LINE Engineer
LINE株式会社OA SREチームのhasebeです。今回の記事ではQodanaについて、導入した背景、導入するにあたってのテクニック、得られた効果などを紹介したいと思います。 背景 私の所属する開発4センターでは、近年、サーバーサイドの言語としてKotlinを採用しています。(LINE社全体としても同じ傾向があるように思います。)理由については今回の記事では深堀りはいたしません。簡単にいうと、昔からJavaを採用しており、Javaのエコシステムが社内に整っているためです。 われわれ開発4センター以外でも、海外や国内においてKotlinをサーバサイドで利用するケースを見聞きする機会が増えてきました。ですが、歴史的理由からもJavaにくらべてKotlinの(とくにサーバサイドの)エンジニア人口はまだまだ少なく、弊社においてもKotlin未経験のまま入社いただくこともままあります (社内転籍のケースも含めて)。そのため、入社してからまずはKotlinについて学ぶ必要があります。 Kotlin自体は公式ドキュメントが簡潔にわかりやすく充実していることと、IntelliJ IDEA(ID
LINE株式会社OA SREチームのhasebeです。 先日、私の担当するプロダクトにてPyroscopeというツールを導入しました。このブログではなぜPyroscopeを導入したのか、導入した結果どういった利点があったのかなどについてご紹介したいと思います。 Pyroscopeとは Pyroscopeとは、Continuous Profilingを実施することができるOSSのツールです。 Profilingについては特に説明は不要でしょう。ざっくりいうと、CPUやメモリ等のリソースをプログラム中のどこが多く消費しているのか(= ボトルネック)を突き止める手法のことを意味します。一般的には、なにか問題が起きたときに手動でProfilingツールをかけることが多いです。 Continuous Profilingとは、その名の通り継続的に常にProfilingをかけておく手法のことです。詳しくは以下のCNCFのブログをご覧ください。https://www.cncf.io/blog/2022/05/31/what-is-continuous-profiling/ どういったメリットがあるのか
みなさんこんにちは、LINEのサーバーサイドエンジニアの長谷部です。普段は、最近でいうとLINE Login や LINE Customer Connect などの開発を担当しています。 2018年の年始に LINEのお年玉 というイベントを実施し、その開発を担当しました。今回の記事では、LINEのお年玉のアーキテクチャの紹介や、当日実際に発生した問題(サービス過負荷起因のkafka consumer遅延)などの振り返りについて書こうと思います。 LINEのお年玉とは お年玉イベント期間中に、お年玉とLINEスタンプをセットで「お年玉つきスタンプ」として販売しました。対象スタンプを購入したユーザーさんは、スタンプ購入数 x 10個 のお年玉が付与されます。 こういったメッセージが受信されます ユーザーは自分がもっているお年玉を友だちに直接送ったりグループに送信することができ、お年玉を受け取って開封したユーザーは抽選で以下の報酬を得ることができます。 1等 100本 現金にて 1,000,000円 2等 1,000本 LINE Pay残高10,000円分 3等 10,
はじめに こんにちは、LINE の長谷部です。 LINE BOT AWARDS への締め切りがいよいよ迫ってまいりました。 本イベントに伴って、弊社では諸々ハッカソン/ハンズオン等のイベントをいくつか開催してきましたが、このイベント等でよく聞かれた質問とその回答を本エントリにてご紹介致します。LINE BOT AWARDS にむけて、みなさまの参考になれば幸いです。 ※2017/02/13時点での内容となっています FAQ 1 BOTの作成の仕方がわからない 1_1. step1:事業者を作成/選択する 1_2. step2:BOTを作成する 1_3. step3:LINE@MANAGERの設定 1_4. step4:Developercenterの設定 2 グループとルームに関すること 2_1. グループ,ルームでの発言者のuserIdを取得したい 2_2. BOTをグループとRoomに招待/追加することができない 2_3. グループに参加している人数を取得したい 2_4. グループの名前やアイコン画像を取得したい 3 LINE Beaconに関すること 3_1. LINE Bea